2015年06月27日
ようやく抜けられた、かな?

自分でエアソフトの中身をいじるというのは、その結果だけでなく、過程を楽しむ道程でもあります。
そして、設計に込められた意図やノウハウに触れるチャンスでもある。
いやー面白い。
ショップカスタムのLCT製AK102を再調整する今回の作業には、部品とノウハウの不足から、ずいぶんと時間がかかってしまいました。でも、試行錯誤しただけエアソフトについての理解が深まった、いまはそう感じています。
やってる時は「またやり直しかよ〜」って凹んでますけどね(笑)
ここまでの調整では、インナーバレル、スプリング、ピストン容量などのバランスが整ったことにより、最高初速は0.85J(ギャロップ0.25g弾にて83m/s)とほぼねらいどおりの初速を出せたものの、ホップを適正位置までかけて計測すると、0.64Jまで大幅に初速が低下することが発覚しました。
そこで今回は、初速の最高値はそのままに、できるかぎり適正ホップでの初速値を高くキープすることを目標にします。

ホップによって初速が大きく落ちるということは、ピストンが圧縮された空気を押しきれていないのではないかと予測しました。
というのも、前回の調整(スプリング交換、スプリングガイドのベアリングをなくした)でスプリングがピストンを押す力が弱まっているからです。加えて、ピストンヘッドを重量タイプから軽量タイプへと交換したことも関係がありそうです。
そこでまずはピストンヘッドをヘビータイプに戻してみることに。ピストン重量は36gとなりました。

すると、メカボだけの試射でも、以前に比べてかなり暴れるようになり、ついにはノズルがタペットプレートから外れてしまいます。弱いスプリングと重いピストンとの相性が悪い印象です。
そこで今度はピストンヘッド側だけにベアリングを追加しました。重さを測ると26gでした。

組み上げて初速(エネルギー)を測ると、最大値は0.85J(ギャロップ0.25g弾にて83m/s)と変わらないまま、適正ホップでもセミオートで0.77J(78.8m/s)、フルオートでも0.78J(79.0m/s)で秒間16.6発といい塩梅。さらに初速のブレも1m/sほどとほとんどありません。



試射をすると、とくに伸びもしない代わりに上下左右のブレも少ないという好みの弾道に仕上がっていました。ちなみにホップまわりはシステマパッキンとノーマル押しゴムにSCPの組み合わせです。長かけホップは銃の傾きに敏感なので、ドットサイトを乗せて前線で戦うエアソフトには不向きかなーと個人的には思っています。
もうこれでゴールでいいよね。はいゴールしました。ゴール!
Posted by くっぱちゃん at 18:17│Comments(0)
│LCT AK102