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Posted by ミリタリーブログ at

2014年09月05日

光学諤々 その4

エアソフトに乗せる光学サイトについてレビュー。
ELEMENT EO551(EOTech 551レプリカ)

LCT製AK102に搭載。西側オペレーターをイメージしたセットアップ

Aimpoint COMP M2のレプリカ品で痛い目にあいながらも、
どうしても避けられなかった偽ホロサイト。
色々なところでまさしく喧々諤々されている存在ではあるものの、
ミリタリーフォトへの登場頻度も高いし、あの特徴的な形は魅力的だ。

本物のホロサイトは、ドットサイトと構造から異なるのだが、
レプリカ品として流通しているものは、構造的にはドットサイトとなる。
今回は形のためと割り切って、サイトとしての性能を期待せず、
比較的好意的な報告があったELEMENT製の6000円程度のものを
「使えれば儲けもの」という感覚で買うことにした。


SEALsのイメージもあり、MP7にはよく似合う

551タイプを選んだのは、形の好みもあるが
マウントに苦労しそうなスルーレバータイプを避けたかったこともある。
レティクルは赤/緑タイプで、後ろのスイッチによって輝度が調節できる。
見た目に関しては、
筐体に書かれた文字やステッカーなども再現されていて雰囲気はよく出ている。
EOTech刻印がないのはせめてもの良心!?
手元にあるエアソフトには、すべてガタもなくしっかりと取り付けできた。

さて、問題はここから。ドットサイトとしての実用性だ。

点灯させてみると、明るさも十分で、レティクルも想像以上にシャープ。
接眼レンズがミラーコートされているため、屋内では反射がむごいが、
両目で狙うことを心がければ使えないほどでもない。
思わぬ好印象に心の中でガッツポーズをしかけるが、まだ早い。
ゼロインができなければサイトとして用をなさないからだ。

そしてご想像どおり、ゼロインはできなかった。

左右に対して上下の調節範囲が狭すぎて、サイトとレールとの間に
2mm以上の詰め物をして角度をつけないといけないのだ。
この時点で一度ELEMENT EO551は道具箱行きとなった。

しかし、後日時間があったときにインターネットで検索をしてみると、
同じような悩みを持ち、それを努力で解決している先人のサイトが見つかった。
具体名は出さないが、分解して調整する作業を写真とともに解説しており、
大いに参考にさせていただいた。


ブースターとのタンデム。ルックスはいいが、レプリカの場合実用性は低い

結果としてゼロインはできるようになったレプリカ・ホロサイト。
しかし、残念ながらサバゲーで活躍するチャンスはなかなかない。
自分が装備系にこだわるタイプなら話は違うのだろうが、
ゲームに投入するには使い勝手が悪すぎるからだ。

結局、レプリカ・ホロサイトは控え選手として、
フィールドには連れて行かれるものの、バッグの中でじっと出番を待っている。  


Posted by くっぱちゃん at 10:30Comments(0)光学機器