2014年09月07日
光学諤々 その6
エアソフトに乗せる光学サイトについてレビュー。
東京マルイ プロスコープ ズーム 3~9×40

Mojii1インチチューブ用マウント Hiタイプとのセット
新しい光学機器との出会いは、ふとしたことがきっかけになる。
このスコープとの縁は、たまたまフィールドで出会ったゲーマーグループから始まった。
たしかテーブルが近かったか何かがきっかけで話すようになったのだが、
彼らが使っているスナイパーライフルの話題になったときに、
グループのひとりが新品のVSRリアルショックを格安で譲ってくれるというのだ。
スナイパーライフルであればマイルールである「1ジャンル1丁」制限にも抵触しない。
定例会が終わったその足で彼の自宅に立ち寄り、その場で商談成立。
封も切っていない未開封新品をおまけ付きで手に入れることができた。
スナイパーライフルにはスコープが必要だ。
別売りのサイトベースはピカニティ規格なので手持ちのダットサイトでも用をなすが、それではなんだかつまらない。
ここはそれっぽいスコープを新調することにした。
とはいえ、予定外の激安品に数万円もするアイテムは用意できない。ここはコスパが優先されるべきシチュエーションだ。
確実に使えて値段もお手頃なスコープが欲しい。
フロンティア赤羽で棚と睨み合った結果選んだのは、東京マルイのプロスコープ ズーム 3~9×40だった。
マウントリングはおなじみのモッジ。
価格はセットで1万円ほど。
購入と同時にレンジの予約を取り、さっそく取り付けと試射を行った。

カモテープによる簡易的なカモフラージュ
3~9と、スコープとしては一般的な倍率が与えられているプロスコープ。
レティクルのピント調整が対物側に備わるフロントフォーカスタイプで、調整範囲も5m程の近距離から無限大までと幅広い。
おそらく部屋撃ちも考慮されているのであろう。
レンズ径は対物側40mm。先端にネジ溝がないため、フードなどは装着できない。接眼側はラバーコートされていた。
見た目はいかにもオモチャだが、嫌なチープさは感じられない。

ズームリングにはローレットが刻まれる
ズームリングなど操作部の動きはスムーズで、レンズも明るく、解像度も感動はしないが不満を感じない。
色合いは、高倍率で白けるきらいがあるが、自然で見やすいため、長く覗いていても疲れにくいだろう。

1ジャンル1丁がマイルール(メイン電動は予備が許される)。ライフルにはスコープがよく似合う
シューティングレンジのスタッフに手ほどきを受け、立射に挑む。
ストックを肩に押し付け、頬付で抑え込む。左手は優しくライフルを支えるだけだ。
シンプルなレティクル越しにターゲットペーパーに狙いを定め、すぅと息を吐く。
集中……、引き金を優しく絞る。
軽い衝撃とともに発射されたBB弾がターゲットペーパーに吸い込まれていく。
これ、これだ。
これまでチープに感じていたVSRのルックスに、今は愛おしさすら覚える。
黙々と立射を続ける。集中、射撃。集中、射撃。
気がつけば、懐かしいような気持ちとともに、なにか不思議な達成感のようなものが胸を満たしていることに気がついた。
スコープ付きのライフルを手に入れるということは、少年時代に叶わなかった憧れのひとつだったのかもしれない。
1/60ガンダム、タミヤのRCホーネット、リール付きロッド、まるでナイフのように細いタイヤのロード自転車……
パイン、、というリアルショックの衝撃を肩に受けながら、幸せな時間はゆっくりと過ぎていった。
東京マルイ プロスコープ ズーム 3~9×40

Mojii1インチチューブ用マウント Hiタイプとのセット
新しい光学機器との出会いは、ふとしたことがきっかけになる。
このスコープとの縁は、たまたまフィールドで出会ったゲーマーグループから始まった。
たしかテーブルが近かったか何かがきっかけで話すようになったのだが、
彼らが使っているスナイパーライフルの話題になったときに、
グループのひとりが新品のVSRリアルショックを格安で譲ってくれるというのだ。
スナイパーライフルであればマイルールである「1ジャンル1丁」制限にも抵触しない。
定例会が終わったその足で彼の自宅に立ち寄り、その場で商談成立。
封も切っていない未開封新品をおまけ付きで手に入れることができた。
スナイパーライフルにはスコープが必要だ。
別売りのサイトベースはピカニティ規格なので手持ちのダットサイトでも用をなすが、それではなんだかつまらない。
ここはそれっぽいスコープを新調することにした。
とはいえ、予定外の激安品に数万円もするアイテムは用意できない。ここはコスパが優先されるべきシチュエーションだ。
確実に使えて値段もお手頃なスコープが欲しい。
フロンティア赤羽で棚と睨み合った結果選んだのは、東京マルイのプロスコープ ズーム 3~9×40だった。
マウントリングはおなじみのモッジ。
価格はセットで1万円ほど。
購入と同時にレンジの予約を取り、さっそく取り付けと試射を行った。

カモテープによる簡易的なカモフラージュ
3~9と、スコープとしては一般的な倍率が与えられているプロスコープ。
レティクルのピント調整が対物側に備わるフロントフォーカスタイプで、調整範囲も5m程の近距離から無限大までと幅広い。
おそらく部屋撃ちも考慮されているのであろう。
レンズ径は対物側40mm。先端にネジ溝がないため、フードなどは装着できない。接眼側はラバーコートされていた。
見た目はいかにもオモチャだが、嫌なチープさは感じられない。

ズームリングにはローレットが刻まれる
ズームリングなど操作部の動きはスムーズで、レンズも明るく、解像度も感動はしないが不満を感じない。
色合いは、高倍率で白けるきらいがあるが、自然で見やすいため、長く覗いていても疲れにくいだろう。

1ジャンル1丁がマイルール(メイン電動は予備が許される)。ライフルにはスコープがよく似合う
シューティングレンジのスタッフに手ほどきを受け、立射に挑む。
ストックを肩に押し付け、頬付で抑え込む。左手は優しくライフルを支えるだけだ。
シンプルなレティクル越しにターゲットペーパーに狙いを定め、すぅと息を吐く。
集中……、引き金を優しく絞る。
軽い衝撃とともに発射されたBB弾がターゲットペーパーに吸い込まれていく。
これ、これだ。
これまでチープに感じていたVSRのルックスに、今は愛おしさすら覚える。
黙々と立射を続ける。集中、射撃。集中、射撃。
気がつけば、懐かしいような気持ちとともに、なにか不思議な達成感のようなものが胸を満たしていることに気がついた。
スコープ付きのライフルを手に入れるということは、少年時代に叶わなかった憧れのひとつだったのかもしれない。
1/60ガンダム、タミヤのRCホーネット、リール付きロッド、まるでナイフのように細いタイヤのロード自転車……
パイン、、というリアルショックの衝撃を肩に受けながら、幸せな時間はゆっくりと過ぎていった。