2014年09月24日
光学諤々 その8
エアソフトに乗せる光学サイトについてレビュー。
番外編 NOVESKE AD-Recon-30 FDE

これまでいくつか光学機器を購入してつかってきたなかで、経験が少ないなりにも、自分なりにわかったことがある。
エアソフトはホビーではあるが、搭載する光学機器は、光の性質をコントロールする機器であるがゆえに、
その善し悪しは、素人目にもいやがおうにも分かってしまうということだ。
いや、素人だからこそ、覗き込んだレンズの明るさ、解像度、ゆがみが気になってしまう。
知識があれば価格帯なりというあきらめも付くのだが、それがないから「なんで駄目なの?」と気持ちが悪い。
だから、駄目光学機器を購入してしまったときのショックはそれなりに大きかった。
同じように、ショックだったのが、レプリカ品の出来の悪さ。とくにマウントやネジに関する部分。
サバゲーに一度や二度使っただけでどこかのネジが紛失したり、ぐらついたり、
ひどい時にはネジ山がなめてしまったりという、根本的な欠点だ。
こちらのトルク管理が悪かったのならともかく、なにしろ素材も処理も精度もいいかげんなものだから
スッと締めてピタッと固定される、日本製ならば当たり前な、あの感覚がまったくない。
グニュっと締まりガタが残る、ズボッとねじが抜ける、頭がなめる。
どうしてレールに固定するだけのパーツでこれだけ不具合を起こせるのか不思議で仕方が無い。
こうして、光学機器そのものよりも、それを固定するマウントが気になるようになってきてしまった。
そこで、新しいスコープを購入するにあたって、これまでよりもマウントに予算をさくことにした。
もちろん、予算には限度があるため、高級品というわけにはいかないが、
一度ちゃんとしたものを購入して、自分のなかに基準を設けたいという気持ちがあったからだ。
マウントを選ぶうえでの条件は、
1:ショートスコープを搭載できる
2:品質に評価のあるメーカー品である
3:ルックス
4:実銃対応品
3と4は実用的にはあまり意味がないが、趣味のものだからカッコいいことは大切。
この時点で安くは済まないことはある意味で決まっていた。

NOVESKE AD-Recon-30 FDE。
結果として選んだのは、AMERICAN DEFENSE製のAD-Recon-30というモデル。
標準モデルとちょっと違うのが、限定生産のNOVESKE刻印入りというところ。
JP ARMYで3万5000円ほどだった。
AR-15の長距離射撃用としてデザインされたスコープマウントで、固定に独自のQD AUTO-ROCKを採用する。
他メーカーのクイックリリースタイプに比べ、前後それぞれに微調整が効くため、レール側の誤差を吸収できるというのがセールスポイントだ。

このQD AUTO-ROCKは、TangoDownのバーチカルフォアグリップにも採用されている。
素材はA6061 T1アルミニウムで、表面加工はT3スペックのアノダイズ、着色してあるのでクラス2。
とりわけて特別な素材や仕上げではないが、シュアファイアと同程度の素材と仕上げを使っているといえば、その頑丈さがわかるというもの。
ちなみに、私が購入した個体はリング部のボルトが4本のタイプだが、ほかに6本のものも存在する。
リング部に軽め穴が空いていないこともあいまって、非常にがっしりとした印象だ。

本体と説明書のほか、ネジロック剤とレンチが付属。ビニールからマウントを取り出すと、うっすらとオイルが引いてあった。
リング部には、4箇所のボルトとは別に、下部に位置決め用のバーが埋め込まれている。
とはいえ、スコープを固定するのは4つのネジの締め具合によるので、注意深い作業が必要ということにかわりはない。
肝心のスコープを取付ける前に、まずマウントだけを東京マルイのHK416に装着してみた。
トップレールにマウントを乗せてQD AUTO-ROCKのレバーを締める。
なんだ、この気持ちよさは!?
QD AUTO-ROCKはレバーの動きに連動してロックノブがボールの上を滑り、ロック位置ではまるという仕組みなのだが、
各部に余計なガタがないため、動きはスムーズなのに、手応えで確実なロックを伝えてくれるのだ。
力は必要ないのに、ひとたび固定すればびくともしない。もちろん、外すときも片手でポン、だ。
これ、これですよ。流石MADE IN USA。
もちろん、エアソフトにこんな品質は必要ないんだけどね。
機械加工によるピシッとした外観、スムーズでガタのないレバーの操作感、やっぱり、いいものはいい。
出来の悪いレプリカをいくつも買うより、ひとつでも本物。アリだと思います。
番外編 NOVESKE AD-Recon-30 FDE

これまでいくつか光学機器を購入してつかってきたなかで、経験が少ないなりにも、自分なりにわかったことがある。
エアソフトはホビーではあるが、搭載する光学機器は、光の性質をコントロールする機器であるがゆえに、
その善し悪しは、素人目にもいやがおうにも分かってしまうということだ。
いや、素人だからこそ、覗き込んだレンズの明るさ、解像度、ゆがみが気になってしまう。
知識があれば価格帯なりというあきらめも付くのだが、それがないから「なんで駄目なの?」と気持ちが悪い。
だから、駄目光学機器を購入してしまったときのショックはそれなりに大きかった。
同じように、ショックだったのが、レプリカ品の出来の悪さ。とくにマウントやネジに関する部分。
サバゲーに一度や二度使っただけでどこかのネジが紛失したり、ぐらついたり、
ひどい時にはネジ山がなめてしまったりという、根本的な欠点だ。
こちらのトルク管理が悪かったのならともかく、なにしろ素材も処理も精度もいいかげんなものだから
スッと締めてピタッと固定される、日本製ならば当たり前な、あの感覚がまったくない。
グニュっと締まりガタが残る、ズボッとねじが抜ける、頭がなめる。
どうしてレールに固定するだけのパーツでこれだけ不具合を起こせるのか不思議で仕方が無い。
こうして、光学機器そのものよりも、それを固定するマウントが気になるようになってきてしまった。
そこで、新しいスコープを購入するにあたって、これまでよりもマウントに予算をさくことにした。
もちろん、予算には限度があるため、高級品というわけにはいかないが、
一度ちゃんとしたものを購入して、自分のなかに基準を設けたいという気持ちがあったからだ。
マウントを選ぶうえでの条件は、
1:ショートスコープを搭載できる
2:品質に評価のあるメーカー品である
3:ルックス
4:実銃対応品
3と4は実用的にはあまり意味がないが、趣味のものだからカッコいいことは大切。
この時点で安くは済まないことはある意味で決まっていた。

NOVESKE AD-Recon-30 FDE。
結果として選んだのは、AMERICAN DEFENSE製のAD-Recon-30というモデル。
標準モデルとちょっと違うのが、限定生産のNOVESKE刻印入りというところ。
JP ARMYで3万5000円ほどだった。
AR-15の長距離射撃用としてデザインされたスコープマウントで、固定に独自のQD AUTO-ROCKを採用する。
他メーカーのクイックリリースタイプに比べ、前後それぞれに微調整が効くため、レール側の誤差を吸収できるというのがセールスポイントだ。

このQD AUTO-ROCKは、TangoDownのバーチカルフォアグリップにも採用されている。
素材はA6061 T1アルミニウムで、表面加工はT3スペックのアノダイズ、着色してあるのでクラス2。
とりわけて特別な素材や仕上げではないが、シュアファイアと同程度の素材と仕上げを使っているといえば、その頑丈さがわかるというもの。
ちなみに、私が購入した個体はリング部のボルトが4本のタイプだが、ほかに6本のものも存在する。
リング部に軽め穴が空いていないこともあいまって、非常にがっしりとした印象だ。

本体と説明書のほか、ネジロック剤とレンチが付属。ビニールからマウントを取り出すと、うっすらとオイルが引いてあった。
リング部には、4箇所のボルトとは別に、下部に位置決め用のバーが埋め込まれている。
とはいえ、スコープを固定するのは4つのネジの締め具合によるので、注意深い作業が必要ということにかわりはない。
肝心のスコープを取付ける前に、まずマウントだけを東京マルイのHK416に装着してみた。
トップレールにマウントを乗せてQD AUTO-ROCKのレバーを締める。
なんだ、この気持ちよさは!?
QD AUTO-ROCKはレバーの動きに連動してロックノブがボールの上を滑り、ロック位置ではまるという仕組みなのだが、
各部に余計なガタがないため、動きはスムーズなのに、手応えで確実なロックを伝えてくれるのだ。
力は必要ないのに、ひとたび固定すればびくともしない。もちろん、外すときも片手でポン、だ。
これ、これですよ。流石MADE IN USA。
もちろん、エアソフトにこんな品質は必要ないんだけどね。
機械加工によるピシッとした外観、スムーズでガタのないレバーの操作感、やっぱり、いいものはいい。
出来の悪いレプリカをいくつも買うより、ひとつでも本物。アリだと思います。
Posted by くっぱちゃん at 15:22│Comments(0)
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