2014年10月08日

光学諤々 その9-3

エアソフトに乗せる光学サイトについてレビュー。
VORTEX VIPER PST 1-4x24
光学諤々 その9-3

はじめにまず、レビューといいつつも、じつは導入してからまだ一度しかゲームに参加できていないため、ファーストインプレッションに近い内容になることをお断りする。

参加したのは千葉のyaNex。バリケードとブッシュが混在している幅広い層が楽しめる森林系フィールドで、9月末ということもあり、1日中爽やかな陽気だった。
今回は東京マルイのHK416に載せ、ほぼ1日これだけで参加した。内部はノーマルでバッテリーはリポ7.4vを使用、初速は94m/s程度。弾道は40mでの集弾を重視した弱めのホップとした。

また、実戦投入にあたっては、ズームリングにSwitchview Throw Lever SV-2を新たに装着している。
光学諤々 その9-3光学諤々 その9-3
これはズームリングの操作をサポートするVORTEX純正オプションで、指先だけで倍率を変更できるというアイテムだ。小さな部品ではあるが、日本円で1万2千円と良いお値段だった。素材や加工の内容、流通量を考えれば高価になるのは仕方ないが……。

フィールドにてスコープを覗いた最初の印象は、まるで新しい眼鏡を新調したかのような、自分の目がよくなったかのように見えるというものだった。

1倍でのダットサイトのような使い方では、イルミネーションの輝度も十分で、横方向のレンズけられも少なく好印象。レティクルが見える許容範囲が広いため、とっさに銃を構えるようなシチュエーションでも対応しやすいのだ。像のゆがみもほとんど感じられないため、策敵しながら歩くような場合でも目がつかれにくかった。

倍率を上げていくと、薄暗い森林にも関わらず、見通しがいいことに気がついた。これはレンズの明るさと解像度の高さゆえだろう。レバーを操作して2〜3倍にして策敵すると、いつもよりもブッシュの奥や根元といった暗がりにも自然と意識が向いた。

そして最大倍率での4倍は、エアソフトの射程距離とちょうど相性がいい。
弾が落ちていくところまできっちりと追える一方で視野がそれほど狭くならないため、
40〜50mといった最大射程を使うようなシチュエーションでも自信を持って狙えるし、
それ以下ではバリケードから出た銃や靴、肩といったピンポイントの箇所も撃ち抜ける。
自然とセミオートで球数少なく対処できるため、1ゲームでノーマルマガジン2本も使わず、
1日遊んでも東京マルイのベアリングバイオ1袋(1300発)が使い切れず余ってしまった。

まとめると、
見え方:シャープかつハイコントラスト。暗がりにも十分強い。
操作性:イルミネーションの操作は秀逸。エレベーションなどの集光アクリルも◎。
機能性:ショートスコープとして必要なものはすべて備える。レティクルも見やすい。

VORTEX VIPER PST 1-4x24は、サバイバルゲームのための道具としては高価ではあるが、無駄というほど高くもなく、ルックスもいい。低価格帯実銃向けスコープの光学性能に不満があり、なおかつ予算は10万円以下というユーザーにとっては、価格以上の満足度をもたらしてくれると思う。
また、オプションのスルーレバーは同時購入がマスト。これがあるとないとでは操作性が段違いだ。




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Posted by くっぱちゃん at 15:08│Comments(0)光学機器
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